本の感想などをつらつらと。


by nino84
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『鴨川ホルモー』

『鴨川ホルモー』(万城目学、角川文庫)を読みました。

ホルモオォォォォォ!今日も京都の街に叫び声が響く。
俺は京都大学に入学し、京都青竜会に勧誘され、そのままホルモーなるなぞの競技に参加することになった。なんでも4チームの対抗戦らしいのだが…。



今回もやはり借り物です。2人の人から「ただただ面白い、訳わからないけど」という同じような感想をきき、勧められ、そのまま借りてしまいました。なんでも『鹿男あをによし』の著者のデビュー作なのだそうです。
読んでみての感想は、やはり「ただただ馬鹿らしく、面白い。でも訳はわからない」というもので、ここまでくると、誰が読んでもそんな感想を持つのではないかと、思ってしまいます。


さて、本作はホルモーという競技をめぐる物語です。その競技の実態について記すと、おそらく本書を読んだときのおもしろさが半減してしまうので、これ以降にも競技の詳細は伏せておこうと思います。
ただ、その競技に負けると、ホルモオォォォォォォ!と所はばからず叫びたくなり、また、突発的にチョンマゲにしてみたくなったりしてしまうのです。怖いですね(笑)

ホルモーという競技をするサークルの話ですから、人間関係であったり、恋愛模様であったりといった大学のサークルらしい描写もあるにはあるのです。しかし、そこで作り出したシリアスな感じも、チョンマゲの存在によって、どうもシュールな笑いを含んだ場面に落とし込まれてしまいます。結局、シリアスな場面は、次にくる爆発のための溜め、間、にしかすぎません。基本的には全編、馬鹿話です。もちろん、主人公たちはホルモーを本気で行うのであって、その態度自体は非常にまじめです。しかし、いかんせん、チョンマゲです。
バカなことは、本気でやるから面白い、というのを地でいく作品になっていると思います。
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by nino84 | 2009-03-22 21:51 | 読書メモ