本の感想などをつらつらと。


by nino84
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『ラーゼフォン 多元変奏曲』

『ラーゼフォン 多元変奏曲』を観ました。

2014年、異次元よりあらわれたMUによって、東京は絶対障壁に包まれる。東京は外界とは隔絶され、時間の流れさえも外界の6分の1になってしまった。しかし、内側に残る人たちは外界が滅びたと教えられ、今まで通りの生活を送っていた。そんな内側に残る人の1人、神名綾人の前に外界から紫東遙と名乗る女性が現れて、言った…「教えてあげる、この世界の真実を」


TVで放送された作品を劇場公開できる長さにまとめた作品です。設定が少しずつ違うので、少し混乱気味。話の流れは変わっていませんが、設定が根本から変わってる部分もあって、どうなんだろうと思いながら、観ました。

設定がどれだけ変わろうが、結局設定ありきのSFラブストーリーなので、かなり間口が狭いと思います。「この世界が異世界と近づきすぎて、不協和音を奏でてるから、それを調律するんだ。その時、異世界を主旋律とするのか、この世界を主旋律とするかは奏者である君に任せる。」簡単に書くとこんな感じ。
「奏者はMUの側の存在であるため、本来なら異世界を主旋律として調律されるはずであった。しかし、奏者が愛したのはこの世界の人間であったため、奏者は苦悩する。異世界を主旋律として調律すれば、最愛の人が消える」というのがどうやら抱えるジレンマであり、それをどのように解決するかがテーマとなっているようだ。「愛は地球を救う」というどこかの24時間テレビみたいな標語がよく似合いますな。
ところで、『エヴァンゲリオン(劇場版)』も最後こんな感じじゃありませんでした?すべてはシンジにゆだねられた、みたいな。

最後は大団円なので、ホントに設定さえ乗り越えられれば、っていう作品かと思います。設定に入り込めないと、感動するポイントで感動できないという虚しい作品です。特に、TVシリーズで言う「ブルーフレンド」のあたりのエピソードとか。

さて、設定をつつき始めるととまらなくなるのでこの辺でやめておきましょう。まとめると、「少し健全になった『新世紀エヴァンゲリオン』」というイメージ。多分間違っていない。
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by nino84 | 2006-02-14 10:51 | 視聴メモ