本の感想などをつらつらと。


by nino84
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『機動戦士Zガンダム2 恋人たち』

文章量をみたら予想できると思いますがネタバレです。そのつもりでどうぞ。

……

『機動戦士Zガンダム2 A new translation 恋人たち』を観てきました。

劇場版3部作の第2作目です。第2作目ということで中途半端に始まって中途半端に終わる覚悟がある程度できていたとはいえ、やはり違和感がありましたね。テレビ版でいえば15話~33話くらいだと思います。EDのテロップで確認していたのですが、忘れてしまいました。

さて、この映画展開が早いだけに情報量も多いのです。そのため話の筋にのせて感想を入れていくと膨大な文章量になってしまうので気になったところを順に挙げていくことにします。

前回はアッシマーを退けたところで終わってましたから、今回のオープニングはその続きからです。オープニングをスムーズに展開するためでしょうか、松竹などのロゴが流れているところからすでにオープニングのシーンのBGMが流れていました。ちょっとした工夫だけれど、そういうのもありかなと思います。ちなみに、今作のラストシーンはハマーンの顔見せでした。正直、ラストにしっかりとした山が欲しかった気がします。序盤のホンコンシティーが一番大きな山になってしまっていて、後半うまく山場が作れていなかったという気もしました。

戦闘シーンよりもドラマメインであるというのが全体を通しての大きな感想です。艦隊戦がほぼなく、小規模な戦闘が繰り返されるからという以上に、映画という尺の制限のために話の展開を優先していく必要があったのでしょう。また「恋人たち」というサブタイトル通りの作品にするためだとも言えるのでしょうが。
ちなみに、Zガンダムの強さもそんなに強調されることがありませんでした。せめてそれくらいはしっかり描写してくれても、と思わなくもありません。

今回、映画の尺によってもっとも影響を受けたのは、おそらくカミーユの受け取られ方ではないでしょうか。フォウを失った後宇宙に上がったカミーユはファと再会し唐突に「ヘルメットがじゃまで上手くキスできないな」。この間の現実世界での経過時間があまりにも短いためにカミーユが軽い男に見えます。

ちなみに性格が変わったなと感じたのは上記のカミーユとヘンケンさん、ブライト艦長、クワトロさん、そして「エゥーゴに資金を提供してくれている」ウォンさんでしょうか。カミーユを除いた前記の4人がグラナダで作戦会議をするというシーンが追加されていたのですが、偶然にも、いやおそらく意図的に、彼らの性格描写をしっかりとしていました。
そのシーンで、ウォンさんはただの「修正おじさん」ではなく、きちんと仕事もしているのだということを示しました。彼はやり手だったのです。ブライト艦長は会議中にPCで地球にいる家族からのビデオレターを観ているというほほえましい描写があり、単身赴任のお父さんといった属性が強くなっています。会議終了後にブライトがヘンケンに「カツをラーディッシュで預かってくれ」と伝えると、ヘンケンは「条件がある、エマ中尉もラーディッシュにまわしてくれないか」と答えます。ヘンケンに関してはここだけではなくいたるところでエマ・シーンラブが強調され、より不器用なおじさんとなりました。
さらに先ほどのヘンケンの提案をブライトが呑んだ後クワトロが一言「脈までは保証できませんよ」。彼もひとの子だったのです。冗談だっていうのです。結果、彼の性格に少し人間味が加わりました。

ここまで書いてきて、実はフォウについて一言も触れていないことに気づきました。
彼女とカミーユの絡みは実にしっかりと描かれていました。戦闘シーンもそこそこに、ずっと話していた印象があります。2度目の戦闘シーンで、カミーユがフォウにつらさを吐露するシーンはとても良かったと思う。
「僕は両親が死ぬところを見たんだ!…(中略)…オヤジは若い女を囲って、母さんはそれに気がついても気づかないふりをして…(中略)…あれ、なんでこんなこといってるんだろう…」「カミーユって名前好き?」「好きだよ、自分なんだって感じるから」。…うろ覚えですし、省略もあります。ごめんなさい。でも良いシーンでしたよ。


余談ですが、今回もスタッフロールで立ち上がる人はいませんでした。また、声優陣はサラ・ザビアロフを除いて違和感なかったと思います。
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by nino84 | 2005-11-11 10:55 | 視聴メモ