本の感想などをつらつらと。


by nino84
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『ダ・ヴィンチ・コード』

『ダ・ヴィンチ・コード』(ダン・ブラウン、角川文庫)を読みました。

書店に行ったら文庫版が発売されているのを発見して、思わず買ってしまいました。ハードカバー版が発売されたときに凄く話題になっていたので、これは読んでみないといけないと思っていました。角川書店に上手く乗せられている感じは否めませんが、面白かったので結果的に問題ありません。文庫版は上・中・下巻の3分冊です。
そういえば、話題になっていたときに本当になにも見聞きしなかったので何も知らなかったんですが、『天使と悪魔』という作品の続編という形になっているようです。ちなみに前作の一年後という設定です。本作を読んだら前作も読みたくなったんですが、文庫版が出てないみたいです。


ルーブル美術館の館長が殺された。館長は死の間際に暗号を残していた。現場に駆けつけた孫娘ソフィーと宗教象徴学者であるラングドンは館長が残した暗号を次々と解き明かしていき、次第にキリスト教に関連するあるものへと近づいていく。しかし、裏ではあるものを巡ってある組織も動いていて…

というわけで、あらすじを書くのが苦手なミステリーの本です。作者は本書の冒頭で「この小説における芸術作品、建築物、秘密教義に関する記述は、全て事実に基づいている」と述べています。そして実際にそれらが大きく謎解きに関わってくるので、展開を楽しむのに加えて、そうした知識も楽しめました。
あくまでそういう見方もあるという知識なのだろうと思います。結局何を信じるかという問題であって、事実と信仰は別物ということでしょう。新生児はコウノトリが運んでくるわけはないけれど、そのほうが世界が上手くまわっているのだから、それで良いというのと同じようなことなのだとおもいます。
キリスト教を深く信仰しているわけではないので、事実の部分のみが見えて面白いのでしょう。信仰があるのならば、それはそれで違った見方ができる作品なのかなとも思いました。もちろん、賛否両論あるという意味で、です。

肝心の謎解きに関してですが、暗号文が大量に登場するのはもちろん、その他にも大小様々な謎が順番に登場して飽きさせない作りになっていると思います。僕は先が気になって一気に読んでしまいました。読みやすさに関しては文体が軽いということも関わっているのだと思います。しかし、文体のことを考慮して考えても、いくつかは推理も当たって、個人的には満足しました。


図書館で『天使と悪魔』でも探してきます。
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by nino84 | 2006-03-15 01:28 | 読書メモ