本の感想などをつらつらと。


by nino84
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『6ステイン』

『6ステイン』(福井晴敏、講談社)を読みました。

『いまできる最善のこと』、『畳算』、『サクラ』、『媽媽』、『断ち切る』、『920を待ちながら』(収録順)の6作が収録された短編集です。短編を読みたいと以前書いてはいたものの、読んでみたら、普通の短編ではない展開であまり短編として読めなかったというのが実際です。やはり福井さんは長編の方が良いと思いました。


6作全てが「市ヶ谷」に関連した話を展開している上、すべてがアクションを含んでいるので、2,3作読んだ段階でお腹が一杯になっていたのは事実です。収録作品間での繋がりがあったり、長編小説との繋がりがあったりと、どこか外に情報が置いてある作品が多く、短編として見て良いのかよく分かりません。とはいえ、これに関しては、短編を私小説のようなものとほぼイコールで考えている僕がいけないのかもしれません。


なんにしても昨今の福井作品の映画化の状況からこの作品から福井作品に入る人は少ないと思いますが、この作品から入った場合には『亡国のイージス』を読んだらいいのではないでしょうか。
…と思ったのですが、『亡国…』を後から読むとひとつ大きな問題があるということに気がつきました。一度見た固有名詞を忘れなくてはならない。難しいですよね…。
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by nino84 | 2006-03-20 14:53 | 読書メモ