本の感想などをつらつらと。


by nino84
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

『デセプション・ポイント』

『デセプション・ポイント』(ダン・ブラウン、角川書店)を読みました。

大統領候補者の娘であり、国家偵察局員でもあるレイチェルは父とのつまらない朝食の最中に呼び出しを受ける。国家偵察局で彼女は大統領が自分との面会を望んでいることだけを告げられた。大統領と面会した彼女はNASAの大発見の事実を確かめてきて欲しいと一方的に頼まれる…


最近導入部分の説明がいっこうに上手くなりません。多分にミステリー要素を含むので、全ての情報をさらけ出すわけにもいかないだろうという思惑もあるのですが、どうなのでしょう。

本作はかの『ダ・ヴィンチ・コード』の作者の作品です。扱っているものが自然科学の分野になっているので、取っつきにくさが目立ったのですが、この辺りは個人差でしょう。むしろ『ダ・ヴィンチ…』の方が取っつきにくい人もいるでしょうし。
展開としてはハリウッドのサスペンス映画のようなもので、一気に読める作品だと思います。

そういえば、この作品も『ダ・ヴィンチ…』と同様、冒頭で「デルタ・フォース、国家偵察局(NRO)、宇宙フロンティア財団(SFF)は現存する組織である。この小説で描かれる科学技術はすべて事実に基づいている。」とされています。
ただ、この書き方だと名前を挙げた組織は現存するけど、やっている内容についてはフィクションがある。また、「科学技術」は真実に基づいているけれど、科学的な現象に関してはフィクションがある。以上の2つのことを言っていることになるわけで、どこまで本当なんだかよく分からないレベルの知識が頭の中に浮遊しています。
結局、専門的な知識は権威ある文献で学びましょう。これはあくまでフィクションであって、フィクションとして楽しみましょうという結論に落ち着けてみるつもりです。自然科学にはあまり興味がないのでどのようにしてもいいのですが。
[PR]
by nino84 | 2006-03-22 18:40 | 読書メモ