本の感想などをつらつらと。


by nino84
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『無限のリヴァイアス1』

『無限のリヴァイアス1』(黒田洋介、電撃文庫)を読みました。

西暦2225年。人類が太陽系全域に生活する時代。ゲドゥルト・フェノメーンによって太陽系の半分がゲドゥルトに沈んでいる時代。
地球の衛星軌道上に存在するリーベ・デルタは太陽フレアの異常放射空間であるゲドゥルト内へと落ちていた。このまま落下すればゲドゥルトによってリーベ・デルタは圧壊してしまう。圧壊を食い止めようとした大人たちは死に、子どもたちだけが取り残された。
リーベ・デルタがその限界を超え、圧壊しようとするまさにその時、少女は目覚める。少年たちの様々な感情の発露を感じて。


テレビアニメ『無限のリヴァイアス』のノベライズ本です。『蠅の王』を読んだら急に読みたくなりました。一応一巻という形になっていますが、続編は出ていません。察してください。

テレビで描けなかったこと、というよりは描けないことが表現されています。主要キャラクターの内面を描くということに重きがおかれており、アニメでは出てこない設定が多くあらわれてきます。そうした部分が魅力なのでしょうが、そうした部分がこの作品の続編を困難にしたように思います。アニメの視聴層を考えたら少しやりすぎたのではないかという部分があります。
ただ富野由悠季の『機動戦士ガンダム』ような前例もあって、小説という媒体でしかできないことをしようという意図、というか心意気は分かります。

なんにしても本書を読むのならアニメを観てください。本書は完結しませんので、かなりの消化不良に陥ります。アニメだけでも十分に感情面に重きをおいた作品なので十分に楽しめると思います。


余談ですが、本書の文中に「萌え」という単語を見つけました。2000年発行なので、そんなに広まっていないはずの、むしろできて間もない言葉であろうに、と思い衝撃を受けました。時代がやっと追いつきましたよ(?)。
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by nino84 | 2006-04-08 21:25 | 読書メモ