本の感想などをつらつらと。


by nino84
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『銀河帝国の弘法も筆の誤り』

『銀河帝国の弘法も筆の誤り』(田中啓文、ハヤカワ文庫)を読みました。

「脳光速 サイモン・ライト二世号、最後の航海」、「銀河帝国の弘法も筆の誤り」、「火星のナンシー・ゴードン」、「嘔吐した宇宙飛行士」、「銀河を駆ける呪詛 あるいは味噌汁とカレーライスについて」(収録順)の5作が収録されたSF短編集です。


SFなんですが、バカです。ごめんなさい、これ以上何も言えません。もちろん一読してSFと定義できる作品群ではあるのです。とてもシリアスに作れそうな骨組みなのです。それでもバカなのです。
SFのオチがダジャレとはこれ如何に。
もちろん、SFでギャグをやっていけないとはいえない。しかし、ひとつのダジャレのためだけに大まじめに話が展開してきたり、そもそも冒頭からダジャレだらけという作品はSFというジャンルに限らず、そうないと思えます。ここまで書かれると、さすがに違和感があります。
この作品群を受け入れられるかどうかは本当に個人的なものだと思います。万人受けはしそうにもありません。僕は受け入れられそうにありません。呆気にとられてしまって、上手く評価しかねます。

たぶん、SFの素養があって、SFの典型はこうだ、という知識が頭の中にあれば、それがどのように崩されたのかを見る価値はあるように思います。これがSFの入門書になるとは到底思えません。
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by nino84 | 2006-04-21 23:29 | 読書メモ