本の感想などをつらつらと。


by nino84
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

『頭がいい人、悪い人の話し方』

『頭がいい人、悪い人の話し方』(樋口裕一、PHP新書)を読みました。

ある人が賢いか否か、これは学生生活にあっては試験によって客観的に評価される。しかし、社会に出たらどうだろうか。社会に出れば、業績で判断されることはあろうが、それは試験よりも客観性に劣る。それさえも取引先などで一見しただけでは分かるものではない。だから、人は人の話し方によってその賢さを評価されることになる。
本書はバカに見える話し方を挙げることで、それを反面教師とし、頭がよく見える話し方を考えてもらおうという意図のもとにかかれている。話し方を変えることは、頭の中で話す内容を整理することにつながるから、話し方だけではなく、実力も身に付くようになると考えられる。


以上のような内容の本書なので、実はタイトルと内容が微妙にズレています。頭がいい人の話し方など全く書かれてはいません。正確には『頭の悪くみえる話し方』とでもした方がしっくり来るように思います。
また、分類が細かすぎるのも問題だと思えます。確かに、大きく3つに(著者の主観で!)分けられてはいるものの、全部で40の頭が悪くみえる事例が挙げられており、自分で整理がしにくいものとなっています。自分自身にあてはめて考えれば、一度はやったことがある、ということになってしまうようなものもありますから、あまり深刻に考えすぎると深みにはまる気がします。なにごともほどほどが肝心です。

ちなみに、多くの頭が悪くみえる話し方の解決方法は自分自身をしっかりと見直し、他者のことを考えることを忘れないことだというのが結論だと思います。こうやって書けば当たり前のことなのですが、それがなかなかできないんですよね…。


結局、頭が悪くみえる話し方の事例を挙げていき、「こういう人いるよね~」と言って、仲間内で楽しむ程度の本であるように思えます。
[PR]
by nino84 | 2006-05-10 00:01 | 読書メモ