本の感想などをつらつらと。


by nino84
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『ダ・ヴィンチ・コード』 ―映画―

『ダ・ヴィンチ・コード』を観てきました。

以前読書メモを書きましたが、今回は映画を観てきました。文庫本を友人に貸していて、手元にないため、正確にどこが抜けているかを指摘するのは難しいのですが、随分頑張って肉抜きしていたと思います。
よく2時間半に収まっています。

以下ネタバレを含みます。原作の記憶が曖昧なので、正確かどうかはわからないですが、原作と違ったシーン、カットされたシーンを思い出せる限り思い出してみる。

・ルーブル美術館のトイレで石けんを投げるシーン(?)がない(少なくとも石けんに発信器を埋め込むシーンはなかった)

・発信器を投げた後、ラングドンらは『モナリザ』から迷わず『岩窟の聖母』に行く

・暗号を残したのはフランス人にもかかわらず暗号が英語。その理由が描写なし

・ラングドンらが北駅で切符を買う描写がない。警察のセリフで補完

・クリプテックスが2重から1重になった

・リー宅へ向かうか向かわないかを決めるゴタゴタが少ない

・リー宅で盗聴器(受信側)が発見される描写がない

・上のいくつかのカットの理由にもなるが、暗号の2重性が失われている

・テンプル教会に入るのにゴタゴタがない

・イギリスで図書館に行かない

・黒幕が観客に露見するタイミングが早い

・ニュートンの墓のある教会(名前忘れた…)へ入る際の荷物検査はない(=拳銃持ち込み放題)

・上記の教会を訪れたとき、教会内でリーを心配する描写が少ない(観客がすでに黒幕を知っているためだと思われる)

・「メロヴィング朝の血を引いていることが、すなわちキリストの血を引いていることになる」ということについての説明がない

・ソフィーの両親のみならず、兄も死んでいる

・ソニエールはソフィーの実の祖父ではない(原作は実の祖父だったと記憶。うろ覚え)

・ラングドンとソフィーの事件後の身の振り方

・ラングドンのあだ名(「ハリスツイードの…」は決して出てこない)

・ただし、一度前作の事件を示唆するセリフがあった(ラングドンがソニエールに呼ばれた理由をソフィーが「その筋の専門家だから?」と問いかけたあとで、ラングドンが「世間では有名…うんぬん」というセリフがあったハズ。うろ覚え)


思い出せる限りで、思い出してみた。書き上げてみると、意外と多いことに気がつく。これだけ整理されているから、原作以上のスピードで物語が進む。それは原作の雰囲気を再現しているといえるのだが、謎解きを一緒に考えるという感じの映画ではない。一方的に押しつけられる感じになる。それが必ずしも悪いというのではない。時間的な制約もあるし、映像の特徴もある。全体的に観れば、良くまとまっていたと思う。

ただし、全体的に薄くなった印象はぬぐえないので、読めることなら原作を読むことをおすすめする。ちなみに、読んでからでも十分に楽しめる映画だと思います。
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by nino84 | 2006-05-30 01:32 | 視聴メモ