本の感想などをつらつらと。


by nino84
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「満願」

「満願」(太宰治、『走れメロス』新潮文庫収録)を読みました。

伊豆に滞在していた際、ちょっとした怪我の手当をしてくれた医者と近しくなった。
今日も朝から医者の家にお邪魔しているのだが、毎朝医院を訪れる若い女の人が気になる。



前回に引き続き『走れメロス』(新潮文庫)に収録されている短編です。短編というか、掌編なんでしょうね。なんといっても3頁ですし。

さて、若い女の人ですけど、なにを「固く禁じられ」ていたんでしょう。肺が悪いと言うことだったので、煙草でしょうか。それとも運動とかでしょうか。
前者であるとすると、少し嫌な感じですね。清楚な感じで白いパラソルをくるくる回してしまうような人が煙草が吸えて嬉しい、というのはどうも…。いや、偏見ですけど。
ちなみに、結局後者でも違和感は否めませんが。

我慢していたものが何であれ、それが満たされたときの人の顔というのは、いつも以上に生き生きしているものだ。その美しさはとても幸せなものとなるだろうから。という当たり前のことなんだけれど、それを書くのはまた別問題ですよね。よく書く気になったなと。
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by nino84 | 2006-08-10 00:40 | 読書メモ