本の感想などをつらつらと。


by nino84
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「読書について」

「読書について」(ショウペンハウエル、『読書について 他二篇』岩波文庫収録、斎藤忍随訳)を読みました。

読書は、他人にものを考えてもらうことである。ただし、生まれながら説得力などの才がある場合には、読書がその取り扱い方の実例を見せて、その天賦の才能の駆使を促すことがある。
しかし、悪書の数には限りがなく、それは読者の金と時間と注意力を奪ってしまう。したがって、読書に際しては、読まずにすます技術が重要である。



「思索」、「著作と文体」で触れられたことを、読書を中心にして、まとめた感じでしょうか。警句だらけです。
曰く、「良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである」。悪書を読むことが悪いことであるから、それを除いていったら残るのは良書になる、ということなのでしょう。世の中の大多数の著作は悪書だということですから、逆説的になってます。
曰く、「反復は経験の母なり」。著作を二回読んだらそれだけ理解も深まるし、一度目とは違った見方ができる、ということです。

読書はただ読むだけでは意味がなく、きちんと消化しなければいけないということですから、こういったことは当然のことではあります。それでも、ベストセラーになった本はなんとなく手をつけてしまいます(最近のベストセラーはどれもあまり気に入りませんでしたが)し、時間も十分にあるとは言えないので、二回読むこともあまりないのが実情です。
ただ一つ、ここでこうしてメモ書き程度にでも書くことが消化の役に立っているとは思います。
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by nino84 | 2006-08-18 23:37 | 読書メモ