本の感想などをつらつらと。


by nino84
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『機動戦士Zガンダム3 星の鼓動は愛』

『機動戦士Zガンダム3 星の鼓動は愛』を観ました。

宇宙世紀0087、当初ティターンズとエゥーゴの内戦だったはずの争いは、木星帰りの男シロッコの参戦、さらには一年戦争で破れたジオンの残党とその指揮を執るハマーンの出現によって、混迷の度を増すばかりであった。
シロッコはティターンズにつき、ハマーンの動き如何で、戦況が決まりかねない事態を迎えたエゥーゴは、ハマーンらジオンの残党との交渉の末、彼女らと一時的に協力しあうことを確認する。それでも事態の終わりは見えない…



祝、DVD発売。
映画館にも観にいったのですが、戦局の変化に理解が追いつかないという混乱をきたして、感想を書くどころではなかったので、DVDで観なおしてこうして感想を書いています。

ティターンズ、エゥーゴ、アクシズ、ジュピトリスとそれぞれの陣営が最終的な勝者になるためにいろいろと政治的に手を尽くしてくる序盤から中盤にかけてのやり取りは、本当によくまとまっているなと感心します。
ティターンズは地球圏での実権を握るために、ジュピトリスを取り込み、そのうえでアクシズも引き込めればよいと考える。ジュピトリスはティターンズについてティターンズ自体の乗っ取りを考える。エゥーゴは打倒ティターンズが基本的な目的ではあるものの、その達成のためには戦力が足らないからアクシズに交渉を申し込むしかない。一番の傍観者となっていたアクシズはザビ家とジオン国の復興を目的とするから、それを条件にして各陣営と交渉をし、参戦するならばできるかぎり有利な条件のもとで動きたい。
しかも現在のパワーバランスが崩れればまた各陣営が独自に動き出す気配を見せるから、大混乱である。

また、こうした大局的な動きの他に、この作品が群像劇という性格をもっているから、人の感情や、成長も描いていくことになる。なんとも要素が多い。
そんななかで、カミーユが確実に成長しているのを確認できることはすごいことである。開戦当初、親を人質に取られたことに逆上して動いていたカミーユが同じようなことをしているカツを説得する。その行動に違和感がない。
それだけの経験をカミーユはしてきてるわけで、自分の感情と戦局は別物だと言うことを理解できるだけの分別、あるいは割り切りなのかも知れないが、ができるようになってきていた。この点に関しては今作のなかでも彼は成長しているように思う。同僚の戦死であったり、裏切りであったり、そうしたことも経験してそれが彼をまた成長させている。
こうした要素を限られた枠の中で同時に描くことができるのはなかなかないだろうと思う。それがこの作品のすごい所なのだろう。


いずれにしても、今回はずっと戦闘してましたね。序盤の権謀術数を用いた交渉ごとがとても長いイメージがあったんですが、なし崩し的に大規模戦闘になっていくので、ずっと戦っている印象が強いですね。
カミーユたちパイロットがゆっくりしている場面はケーキ食べてた時くらいじゃないでしょうか、あとはずっとなんかやってるって感じでした。テレビ版を観たうえで、2度目の映画版だったのでそれなりについていけた気でいるのですが、一見さんには状況の推移が忙しすぎてハードルが高いとも思えます。


ちなみに、映画が公開されるたびに問題になる旧作画と新作画の切り替えですが、なんかもう慣れました。全く問題ありません。


最後に余談ですが、ラストシーンのサエグサ役割が面白かった。初めて観たとき突然なにを言い出すのかと思ってしまいましたが。
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by nino84 | 2006-08-26 14:33 | 視聴メモ