本の感想などをつらつらと。


by nino84
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「冬栄」

「冬栄」(小野不由美、『華胥の幽夢 十二国記』講談社X文庫収録)を読みました。

載国の麒麟、泰麒は幼い。それ故に王を選ぶという役目を終えた今、知識に乏しいことと、それによって果たすべきことがなんなのか分からないこと、その2つに悩み、苦しんでいた。
そんな折、泰麒は王からかつて世話になった漣国の麒麟のもとへ大使として派遣されることになり…



また『十二国記』です。長編を読む気になれず、短編集を読み始めました。
泰麒は―どの作品だったかな―長編で、その誕生の顛末が語られています。あとは、『魔性の子』(小野不由美、新潮文庫)がその顛末を別の側面から描いた作品になっています。時系列に従って読み、予備知識を得ると泰麒の置かれている状況などがより分かりやすいと思います。

他人の振る舞いや仕事を手本にするのは良いけれど、それが自分に本当に適したものであるかは考える必要がある。たとえ同じ身分にあっても、自分の能力や、周りの環境によって、求められることは変わってくる。だから、まず自分のやるべきこと、やれることを考えるべきだろう。そのうえで、他人を手本にすることは構わないと思う。という感じかな。

つまりは適材適所…ちょっと違うかな。むしろ、あてがわれた所でできうる最良の選択をしなさいということか。自分の個性をいかせということなのだろう。ただ結局、他人と比べることが多くなって、実際にやろうと思うとむずかしいのだろうけれど。
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by nino84 | 2006-09-15 01:56 | 読書メモ