本の感想などをつらつらと。


by nino84
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「日本以外全部沈没」

「日本以外全部沈没」(筒井康隆、『日本以外全部沈没 パニック短編集』角川文庫収録)を読みました。

日本以外―チベット高原など一部の高地という例外はあるが―がすべて海に沈んだ。そのため、各国の著名人は日本に押し寄せ、日本の人口は5億を超えた…


元ねたとなる『日本沈没』(小松左京)を読んだことがないのに、パロディ作品から読み始めました。なにか罰当たりな気がしてなりません。が、気にしないことにします。
それにしても、どうやって読んだものだろうか。よくわからない。とりあえず、笑い飛ばしておけばいいのだろうか。オチは文字通り落ちていったが、不条理な作品なので、あまり悲惨な感じがしない。全編スラスラと読めた。

土地が日本しかないということで、全世界から人が集まってくるのは当然で、そうすると敵対勢力が日本でばったりと言うこともある。そんな状況を険悪なものでなく、あくまでお遊びで想像するのは、楽しいし、実際にそれをやってくれるのだから、期待を裏切らない。

ひとつ注意するとすれば、書かれたのが70年代なので登場人物はその当時の世界的著名人であるということでしょうか。今の子どもにはちょっとキツイかな。一応人物紹介はついていますので、それを参考にしながらというのもありかも知れません。参照していると時間がかかり、短編独特の早いリズムが失われて、面白さは多少目減りする気がしますが。
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by nino84 | 2006-10-18 14:50 | 読書メモ