本の感想などをつらつらと。


by nino84
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「パチンコ必勝原理」

「パチンコ必勝原理」(筒井康隆、『日本以外全部沈没 パニック短篇集』角川文庫収録)を読みました。

下町のパチンコ店に著名な物理学者があらわれた。彼は千円分の玉を手にパチンコ台を詳細に分析し始めたので、多くの野次馬がその勝負の結果がどうなるのかを息を呑んで見守っていた。はたしてその勝負の結果は…


これも掌編ですね。そのなかで着実に緊張感を積み重ねていって、クライマックスまで一気に読ませてくれます。

有名な先生の一挙手一投足にはなにか大きな意味がある、ような気がする。常人には理解できないだけなのだ、と権威に押されてそう思ってしまうこともある。特に、その男の顔が真剣であれば、かなり意味のあることなのだろうと思う傾向は強くなるだろう。
先生は淡々と作業をこなしていくから、それが緊張感になって、どんどん高まっていく。

最後は…たぶん、皆さんが予想するとおりです。
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by nino84 | 2006-10-21 10:50 | 読書メモ