本の感想などをつらつらと。


by nino84
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「踊る人形」

「踊る人形」(アーサー・コナン・ドイル、大久保康雄訳、『シャーロック・ホームズの復活』ハヤカワ・ミステリ文庫収録)を読みました。

ある日、ホームズは私に他愛もない絵の羅列を見せてくれた。どうやら彼はこの人形が踊ってる絵に意味があると思っているらしい。


有名な暗号ですよね。踊る人形。中学生くらいの時に一度読んだことがあるのですが、その時に対照表をつくったのを覚えています。たしかアルファベット26文字全てがつかわれているわけではなく、いくつか抜けている所がありました。

さて、この作品、暗号解読だけでなく、お話自体もかなり好きな部類にはいるかもしれません。昼ドラのようなややこしい人間関係が最後に破滅的な最後を迎えるというのは、良くある話でありながら、むしろ良くある話だからこそ良いのではないかと思う。

それにしても、この作品、ホームズは事件そのものに興味があるだけで、人間関係そのものには興味ないのだというのが、良くあらわれているように思う。もちろん、事件の発端が人間関係に及ぶのだから、それを想像するのであり、それをないがしろにするというのではない。しかし、それも要因のひとつととらえているホームズはやはり超然としたヒーローなのだろう。
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by nino84 | 2006-11-03 12:38 | 読書メモ