本の感想などをつらつらと。


by nino84
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「プライオリ・スクール」

「プライオリ・スクール」(アーサー・コナン・ドイル、大久保康雄訳、『シャーロック・ホームズの復活』ハヤカワ・ミステリ文庫収録)を読みました。

イングランド北部の私立の予備校、プライオリ・スクールでホールダネス公爵の一人息子が失踪した。それを聞いたホームズは早速、現地へとむかい調査を開始する。


こういう失踪事件でも人が死ぬ辺りはさすがホームズ作品、といったところか。人が死んでればとりあえず緊張感が高まって盛り上がる、というの演出上の効果があると思うので、あまり無下にはできません。
余談ですが、最近の推理小説、推理マンガあたりもこういう傾向があると思いますが、特にマンガは週刊なだけにバタバタと人を殺すことになって結構酷いことになっていますよね…。


それにしても、予想外の犯人という意味では、これまでの作品よりも衝撃は大きいような気がします。ただ、やはりすでに古典になったといえる作品ですから、何処かで見たような気がするのはしかたのないことなのでしょう。
あとは、それに加えてホームズが犯人と相対したときの言動も、普段の彼とは少し違うようでおもしろかったですね。あぁ、多少は気にしていたんだ、と。

で、毎回思うのですが、作品として展開される事件よりも、ワトソンが導入部で名前だけ喋る事件や、ホームズがたまに引き合いに出す過去の事件が気になって仕方がありません。むしろ、名前だけ聞くとそちらの方がインパクトが強そうな作品が多い様な気がしてしまいます。
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by nino84 | 2006-11-11 19:10 | 読書メモ