本の感想などをつらつらと。


by nino84
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『MACROSS ZERO』

『MACROSS ZERO』を観ました。

西暦2008年、統合戦争末期。鳥人伝説の残る南の孤島、マヤン。統合軍はその海底に異星人の異物と思われる物体を調査していた。統合軍主力のF-14での調査飛行中、彼らは反統合軍のMig-29との遭遇戦に突入し、次々と撃墜されていく。
そのMig-29に撃墜されたF-14のパイロットの一人であったシンは、目を覚ますと、マヤンの島にいた。



地元のビデオレンタル店が一本100円というので、思わず借りてきてしまいました。まとめて5巻。OVAなので、時間としては全体でおよそ2時間半と、本数の割にたいした事はないです。テレビシリーズを観ることを思えば…!!

さて、本作はタイトル通り、「マクロス」シリーズの作品です。
特に本作は「ZERO」ということで、シリーズ1作目『超時空要塞マクロス』よりも時間軸的に前のお話になっています。具体的には、1999年にマクロスが地球に落ちてきて、それを契機に統合戦争がはじまります。この戦争が2008年、すなわち本作の時点まで継続しているのです。
本作は、そんな、世界が長年戦争をしている時代のお話です。

大きな筋としては、「島に伝わる伝承が本当で、それは異星人の異物のことを指していて、それを目ざめさせると世界が滅ぶといわれているのに、それがオーバーテクノロジーであって、利用可能性が高いために、統合軍と反統合軍が島民を無視してそれを奪おうとするけれど、それは人の気持ちに敏感だから、争ってる人たちのものにはならないよ」というようなものです。「マクロス」シリーズなので、どこか「愛は地球を救う」のような雰囲気が漂っています。
とはいえ、話より何より、戦闘シーンのクオリティの高さに目がいく作品かな、という気がします。機体も、ミサイルも弾幕もとてもよく動きます。それにつられて画面もよく動くので、一歩間違えると酔うのではないかと心配になるほどです。個人的には、筋があまりぐっとこなかった―物質至上主義ではダメではないか?という最近ちょくちょく類似品を観るような筋であるように見えました―ので、とにかく、筋はともかく戦闘シーンを観ようというようにして、観ていました。同シリーズの『マクロス・プラス』が手書きアニメの戦闘シーンの極地のような言われ方をときどきしていますが、本作ではCGを上手く使って手書きとはまた違った戦闘シーンが展開されています。戦闘シーン、すなわちドッグファイトですが、もう、この作品はこれに尽きます。

「マクロス」シリーズということで、伝統の三角関係―主人公、シンとマヤンの巫女姉妹―も描かれますが、全5巻なので、あまり三角関係していません。シンの心があまり揺れないので、本作においてはそれほど見所とはなりえないかな、という印象です。
また、同シリーズでは、歌も伝統的に重要な要素となっています。今作のヒロインも歌っています。しかし、なんども歌っているわけではないので、他の作品よりもその印象も薄いように思います。
こうやってみると、本作は、変な言い方ですが、あまり「マクロス」してないかもしれないですね。


また、シリーズ他作品との関連として、シリーズ第一作の登場キャラクターである、ロイ・フォッカーも登場します。筋そっちのけで、こちらの人間関係を楽しんでいる人もいるのではないでしょうか。なんとなくそんな気がします。

とにかく、VF-0―シリーズ第一作の機体の先代機―とMiG-29の戦闘を楽しみましょう。それだけで十分に観応えがあると思います。
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by nino84 | 2008-08-31 21:34 | 視聴メモ