『闇を誘う血 BLOOD THE LAST VAMPIRE』
2005年 11月 05日
『闇を誘う血 BLOOD THE LAST VAMPIRE』(藤咲淳一)を読みました。
実は以前に読んで、本棚の片隅で眠っていた本なのですが、今になって『BLOOD+』という姉妹作品が始まったので、再読してみました。この時期の僕はめったやたらにラノベを買っていた時期でした。その中の一冊でもあります。
ちなみに、著者は『BLOOD+』の監督・シリーズ構成をしているということを確認しました。
さて、それでは簡単にあらすじを、
生きることに希望を失った高校生、叶居歩。ある日、彼は双眼鏡越しに殺人現場を目撃する。彼は、セーラー服を着た女の子が日本刀で人を切る現場を目撃したのである。その後、彼の学校に、その女の子が転入してくる。名前は音無小夜。その名は、以前、見慣れない外国人に知っているかと尋ねられた名前であった。そして彼女が転入してから、学校周辺で、立て続けに失踪事件が起こる。はたして、犯人は誰なのか?
セーラー服で日本刀を駆る女の子という、どう考えても映像重視の作品です。実際、当時はOVA、ゲーム、マンガと様々な媒体で展開されていたようです。時代を超えてまたアニメで展開されたりしているのは少し疑問ではありますが。それは別の話。
話としてはSFホラー・アクション風味といったところでしょうか。犯人は誰かというのが問題になるのですが、どう考えても、ミスリードを誘っているとしか思えない展開なので、ミステリーとしてみるとおそらく不自然なのではないでしょうか。
そして、主人公が青年ですから、この作品を通して、生きるとはなにかを見つけるということも主題にあったりします。収まるところに収まるのですが、ラストシーンを書いてしまうと、謎が謎でなくなってしまうので、書きません。否、書けません。
個人的には、主人公叶居の視点で全編が書かれ、緊張感のある作品になっているのではないかと感じます。先にも書きましたが、露骨なミスリードがいいのかどうかは判断の分かれるところだと思いますが。
また、背景づくりまでこの作品のなかでしていたら、詰め込みすぎな作品だったのでしょう。しかし、様々な媒体で展開されていただけに、背景がしっかりしており、そんなに詰め込みすぎだとは感じませんでした。様々な媒体で展開されていたことの利点はこうしたところに現れるのでしょう。
それにしても、こういう作品はレビューが書きづらくて仕方ありません。もう少し工夫して書かないと、読んだ感想と言うよりは、紹介という程度で終わってしまう気がしています。とはいえ、反省が生かされるのは、次回からです。
以上、約1ヶ月ぶりの読書メモでした。
実は以前に読んで、本棚の片隅で眠っていた本なのですが、今になって『BLOOD+』という姉妹作品が始まったので、再読してみました。この時期の僕はめったやたらにラノベを買っていた時期でした。その中の一冊でもあります。
ちなみに、著者は『BLOOD+』の監督・シリーズ構成をしているということを確認しました。
さて、それでは簡単にあらすじを、
生きることに希望を失った高校生、叶居歩。ある日、彼は双眼鏡越しに殺人現場を目撃する。彼は、セーラー服を着た女の子が日本刀で人を切る現場を目撃したのである。その後、彼の学校に、その女の子が転入してくる。名前は音無小夜。その名は、以前、見慣れない外国人に知っているかと尋ねられた名前であった。そして彼女が転入してから、学校周辺で、立て続けに失踪事件が起こる。はたして、犯人は誰なのか?
セーラー服で日本刀を駆る女の子という、どう考えても映像重視の作品です。実際、当時はOVA、ゲーム、マンガと様々な媒体で展開されていたようです。時代を超えてまたアニメで展開されたりしているのは少し疑問ではありますが。それは別の話。
話としてはSFホラー・アクション風味といったところでしょうか。犯人は誰かというのが問題になるのですが、どう考えても、ミスリードを誘っているとしか思えない展開なので、ミステリーとしてみるとおそらく不自然なのではないでしょうか。
そして、主人公が青年ですから、この作品を通して、生きるとはなにかを見つけるということも主題にあったりします。収まるところに収まるのですが、ラストシーンを書いてしまうと、謎が謎でなくなってしまうので、書きません。否、書けません。
個人的には、主人公叶居の視点で全編が書かれ、緊張感のある作品になっているのではないかと感じます。先にも書きましたが、露骨なミスリードがいいのかどうかは判断の分かれるところだと思いますが。
また、背景づくりまでこの作品のなかでしていたら、詰め込みすぎな作品だったのでしょう。しかし、様々な媒体で展開されていただけに、背景がしっかりしており、そんなに詰め込みすぎだとは感じませんでした。様々な媒体で展開されていたことの利点はこうしたところに現れるのでしょう。
それにしても、こういう作品はレビューが書きづらくて仕方ありません。もう少し工夫して書かないと、読んだ感想と言うよりは、紹介という程度で終わってしまう気がしています。とはいえ、反省が生かされるのは、次回からです。
以上、約1ヶ月ぶりの読書メモでした。
by nino84
| 2005-11-05 10:32
| 読書メモ